2003年7月3日〜5日まで開催された、日本バプテスト同盟第46回総会にて、以下の祈りが捧げられ、課題が確認されました。

日本バプテスト同盟 第46回総会 「平和への祈りと平和への課題」

 「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」
マタイ福音書5章9節

(平和への祈り)
「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」と語り、その言葉どおりに生き、十字架で死なれたお方がわたしたちの主です。わたしたちはそのような主イエスに従う者として、祈ります。
○イエス・キリストの神よ。「御心が天で行われるように、地でも行われますように」。
○他者の罪を裁くのではなく、わたしたちの中にも同様の罪があることを認め悔い改めることができますように。
○わたしたちが自分の信仰に誠実であると共に、他の信仰を持つ人々をも尊重することができますように。
○憎しみと暴力の連鎖を断ち切るために、全ての人が、敵を愛し迫害する者のために祈ることができますように。
○世界の指導者たちが、力によってではなく知恵と愛によって諸問題を解決していくことができますように。何よりも、一人一人の命が重んじられる政治がなされますように。
○国際的な取り決めが、一国や一部の国々の国益のためではなく、神の正義の実現のためになされますように。
○苦しんでいる人たちの痛みや悲しみに鈍感であることをおゆるしください。差別や迫害の故に虐げられている人々の人権が回復されますように。
○あなたの創られた自然と環境が御旨にかなったものとして守られてゆきますように。
○わたしたちが為すべきことをお示しください。そして示されたことを行なう勇気と力をお与えください。
○得ることよりも、与えて生きることを喜びとさせて下さい。

 私達の救い主イエス・キリストの御名によってお祈り致します。

2003年7月4日



(平和への課題)
●イラクの復興が真にイラクの人々のためになされるよう求めること。
●「戦争責任」に関する悔い改めの具体化として、「慰安婦」に関すること、アジア諸国に関すること、沖縄に関することについて学び取り組むこと。
●信教の自由、良心の自由が侵されることのないよう見守り、発言すること。
●犯罪を犯した人が真に再生できるための施策を求めること。
●資源の節約やリサイクルに努めること。
●環境に優しいエネルギー政策を求めていくこと。
●子どもや障がい者や高齢者の生活環境がよい状態で保たれることを求め努めること。
●あらゆる差別が取り除かれ、すべての人の人権が守られるよう行政に働きかけると同時に、人々の心に訴えること。

※上記の内容(特に平和への課題)については、教会・伝道所のレベルにおいても個人のレベルにおいても、さまざまな立場がありうることを総会で確認しました。その上で、日本バプテスト同盟内外の兄弟姉妹に報告いたします。

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