新潟県中越地震・台風23号災害救援について

2004年10月29日
日本バプテスト同盟
理事長 澤野芳久


  新潟県中越地方を中心に10月23日夕刻に発生した地震は、深刻な被害を同地域にもたらし、今もなお、数万人もの人々が余震の恐怖と寒さや心身の疲労の中避難所生活を余儀なくされております。被害が集中している地域は、新潟県小千谷市、長岡市、十日町市などで、余震や、降雨による二次災害の恐れが心配される他、急速に冬に向かいつつある季節の中で、気温の低下や降雪への対策、避難所生活を余儀なくされている人々への救援物資の配布、被害地区の整備、避難生活者への心身のケアなどさまざまな協力が必要となっております。

  日本バプテスト同盟は、このような事態に際し、同盟に連なる皆様と協力して被災地の救援活動のために力を合わせて働きたく、皆様に支援の呼びかけをいたします。
具体的な支援活動は、支援金の募金と、日本YMCA同盟、日本バプテスト連盟が行なっている活動に協力するかたちで行ないます。その他、個人的な活動支援を希望する方々のために、ボランティアの問い合わせ窓口や支援活動の状況について情報をお知らせいたします。

 又、台風23号による災害救援活動が関西部会内で呼びかけられておりますので、その情報もお知らせいたします。

1.新潟県中越地震支援献金のお願い

  日本バプテスト同盟では、新潟県中越地震の支援活動を行なっている日本YMCA及び日本バプテスト連盟への協力の一環として、支援献金の協力をお願いいたします。お送りいただいた献金は両方の働きに均等に分けて送付します。募金期間は2004年10月31日より2004年11月30日とします。
  
送付先:郵便振替 00120-9-40133 
名称:日本バプテスト同盟
     (「新潟県中越地震支援」と明記してください)

2.日本バプテスト連盟の活動
  中越地区を包括する北関東教会連合が中心となって救援活動を開始しました。具体的には連合奉仕団を結成して被災地の中の小千谷市に入り、現地のキリスト教会の会堂保全や被災者への炊き出しを行います。奉仕団の募集は次のような予定が立てられています。

奉仕団派遣予定
  @10月29日(金)〜31日(日) 6名+炊き出し奉仕人員
  A11月5日(金)〜7日(日) 6名(予定)
  B11月12日(金)〜14日(金) 6名(予定)
  問い合わせ:北関東地方連合総務 安藤正兄
        Fax:048-883-3618
        Tel(緊急時のみ):090-3500-1600 安藤)
        Mail:andot@mb.infoweb.ne.jp
     義援金送付先:郵便振替 00180−5−141119
    口座名 きたかんバプテスト連合

3.日本YMCA同盟の活動
  日本YMCA同盟では、東京YMCAから十日町に5名の震災コーディネーターを送って現地の人々と共に活動を行っております。5名とも阪神淡路大震災のボランティアを経験した人たちです。11月1日に東京に一時戻り、今後の働きについて検討を行うとのことです。富山YMCAからは2名のスタッフが長岡町に入り、現地の人々と協力して支援活動を行っています。

  YMCAとして、今後どのような活動を行うかは現在検討中で、受け入れ先の状況もあるので、ボランティアとして出かけたい人については、市町村のボランティア受付窓口と必ず連絡をとってから出かけるようにというアドバイスを受けました。

日本YMCA同盟では、新潟県中越地震被災者への緊急支援募金を開始しました。
     募金期間:10月25日から11月30日まで。
     送付先:東京三菱銀行 四谷支店 普通預金 0951298 
         財団法人日本YMCA同盟 国際協力募金口
  (送付の際には、YMCA同盟まで、「新潟県中越地震被災者募金」であることを連絡ください。)
  電話03-5367-6640 Fax 03-5367-6641
  E-mail :info@ymcajapan.org

4.その他の支援活動についての情報
@ 日本緊急援助隊(ケン・ジョセフ代表)は10月28日(木)に新潟県小千谷市に入り、被災者に衣類を届けるなどの救援活動を開始した。
  必要な救援物資:缶詰、ペットボトル入りの水、粉ミルク、米、薬、寝袋、テント、懐中電灯、電池など。衣類は搬送の都合上不可。
  送り先 〒106-8691東京都港区麻布郵便局私書箱65
  (送付にあたっては、内容を箱の外に書いて郵便小包で送付。
  できれば、一箱について1,000円を封筒に入れて同封して欲しい。これは現地への送料として使用したい。)
  義援金送付先:郵便振替00160−7−1626438、加入者:日本緊急援助隊、
  通信欄に「新潟中越地震」と明記
  問い合わせ Tel.03-5780-1111 ホームページhttp://www.jhelp.com/

A 新潟県災害ボランティア本部からの情報
  新潟県社会福祉協議会 ボランティアセンター内に災害ボランティア本部が設置されました。
  住所 新潟市上所2−2−2 新潟ユニゾンプラザ3F
  電話 025-281-5527 Fax 025-281-5529

  ボランティアとして活動する際の注意事項
イ) ボランティアとして活動する際には、必ず、新潟県ボランティア本部または各市町村ボランティアセンターに問い合わせた上で現地入りするようにしてください。
ロ) 活動のために必要な装備や食料は各自確保の上参加してください。(飲料水、食料、寝袋、医薬品、気候に合わせた動きやすい服装、軍手、手袋、健康保険証)
ハ) ボランティア保険への加入を事前にお済ませください。

各市町村のボランティア本部の連絡先
■長岡市:ボランティア受付可能 長岡市水道町3−5−30 長岡市社会福祉センター
TEL:0258−33−6000 0258-33-6000 090-5534-3170
■小千谷市:ボランティア受付可能 小千谷市災害ボランティアセンター
新潟県小千谷市桜町5140 小千谷市総合福祉センター サンラックおぢや
ボランティア受付電話番号 090-2465-0062 090-2465-0063
■十日町市:ボランティア受付可能 十日町市災害ボランティアセンター
十日町市役所前 マトシン・ビル1F 十日町千歳町3-5-1
TEL 0257-52-2537 0257-52-2589
■栃尾市:市内のボランティアで対応 栃尾市新栄町2−2−23 栃尾市社会福祉協議会内
TEL 0258-52-5895
■中里村:近隣市町村ボランティアで対応 中里村災害ボランティアセンター
中魚沼郡中里村田沢乙3166中里村総合センター内 TEL 0257-63-2080
■柏崎市:市内のボランティアで対応 柏崎市災害救援ボランティアセンター
総合福祉センター 柏崎市豊町3番59号 TEL 0257-23-8615
■越路町:ボランティア受付可能(県内の方のみ) 越路町災害ボランティアセンター
越路町役場内、越路町救援センター 越路町大字浦715 TEL 0258-92-3111
■安塚町:現在ボランティアの要望なし 東頸城郡安塚町大字和田616番地子 やすらぎ荘内
TEL:025-592-3002
■川西町:近隣市町村のボランティアで対応 中魚沼郡川西町大字水口沢71
TEL:0257-68-3343
■小国町:ボランティア受付可能 小国町災害ボランティアセンター
刈羽郡小国町大字法坂793 小国町役場内 TEL:0258-95-3111

5.台風23号による関西部会内の呼びかけについて
  山下教会の雀部真理さんが住んでいるのは出石町、ここの出石川が決壊しましたが、立ち直りが早いようです。その下流に豊岡市があり、出石川が合流して円山川となり、ここが大きく決壊しました。町の大半が浸水、幸い豊岡教会は、浸水には至りませんでしたが周辺を救援すべく日本キリスト教団兵庫教区からの応援も入っています。

  ボランティアが求められていますが、それは浸水のお宅の家中を整理するための手伝いで、従って男女年齢を問わずにお願いしたいとのこと。ボランティアが行くときは、豊岡教会に行って(市の中心部にあるようです)、牧師の小林先生にその旨を告げると、教会での活動か、市のボランティアセンターを紹介してくださいます。(小林先生には同盟からの受け入れを連絡してあります)活動しやすい服装、長靴、厚手の軍手、雑巾、四角いスコップなどが持参できれば。交通手段は車が一番。でもJRの場合、山陰線が開通していれば、京都から豊岡まで直通、他に大阪―姫路―(播但線)―和田山―豊岡、これは相当かかります。情報として、城崎や和田山も被害が出ています。
山下教会から早速、救援活動に数名が行ってくださいました。(この項 中村隆治郎)

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