日本バプテスト神学校
●日本バプテスト神学校 講義要項(2004年度)

<<各学年 共通科目>>

講座名  黙想と分かち合い 担当者 益  巖・野口成行
開講時限  火・木・金曜日 9:20〜10:20単位数
概要     朝のひと時に、聖書のことばを読みながら、そこから導かれた黙想を共有する。
成績評価  授業であるから出席をもって評価する。
テキスト  新共同訳聖書

講座名  フィールドワーク担当者 益  巖・野口成行
開講時限  水曜日 3時限(14:40〜16:00)単位数  4単位
概要  本講座では年間を通して、特定の教会での実習を通して、伝道者となる上での課題を確認 していく。また、本講座では、今日の宣教の課題を広い視野から学ぶために、積極的に外部から講師を 招くことも行っていく。
  また本講座では以下の実習を行うこととする。

@通年実習
年間を通して日曜日に行う教会実習

A集中実習
在学期間中に特定の教会で集中的に行う2週間程度の実習

Bフィールド実習
在学期間中に教会以外において自分の関心のある現場で行う2週間程度の実習

  バプテスト同盟の教師になる学生は@、Aの実習をバプテスト同盟の教会で行う。
  バプテスト同盟以外の学生は@、Aの実習をそれぞれの教派及び所属教会にて行う。

成績評価  毎週提出するレポート、 その他のレポート、授業への参加、実習内容などで総合的に評価する。

<<神学専門課程>>

講座名  新約聖書総説担当者  益  巖
開講時限  金曜日 2時限(13:00〜14:20)単位数  4単位
概要   新約聖書各文書は、イエスがキリストであることを証言しているが、それぞれの証言は、その文書が書かれた時代や、場所が背景にある。本講座では、新約聖書を精読することによって、各文書の証言の内容と、各文書の成立の背景を学んでいく。
授業計画  前期は、福音書から、使徒言行録までを読み進める。後期はロマ書から、パウロ書簡、牧会書簡を読み進めていく。受講者は、あらかじめ聖書本文を読んでおくことが求められる。聖書本文を読みながら、各文書の成立背景を学んでいく。
成績評価  通常の報告をもって、評価する。
テキスト  新共同訳聖書  『総説新約聖書』(日本基督教団出版局 1981年再版)
参考書  授業を進めて行く中で、紹介をしていく。

講座名  旧約聖書総説 担当者  加納 政弘
開講時限  水曜日 2時限(13:00〜14:20)単位数  4単位
概要  ヘブライ語聖書(旧約聖書)は古代イスラエル民族が歴史の中で示された神の言葉、戒めとこれに対して民はどう応えたかという歴史の出来事が伝承され、後に正典として結集され たものである。初代教会はこれをイエス・キリストを証言する正典として新約聖書に対する旧約聖書として受け入れている。
授業計画  本年度は前期、後期を通じて毎回講義の形で行う。受講者は予定した聖書の部分を一読してきて、講義の後で質問することを要求する。前期はモーセ五書及び歴史書を、後期は預言書、詩編その他を学ぶ。
成績評価  レポートを評価する。
テキスト
参考書
『旧約聖書各巻概説』 渡辺善太
『旧約聖書の概説』木田献一 Lithon出版社
『旧約聖書大全』ジョン・ドレイン 池田訳 講談社

講座名  神学概論担当者  村椿真理
開講時限  木曜日 1時限(10:40〜12:00)単位数  4単位
概要  「神学概論」では、はじめに神学とは何かという基本的神学序説を学び、神学諸科について基本的知識を身につける。ギリシア弁証論者の神学から中世スコラ神学。宗教改革の神学からプロテスタント正統主義神学、敬虔主義神学、啓蒙主義時代の神学、19世紀の神学から20世紀の弁証法神学、そして今日に至る神学の潮流を概観する。その後、教義学各論へと進み、神学の基礎知識を学びつつ、神学する実存の形成を目指す。
授業計画
前期 神学序説1.神学とは何か 現代に至る神学の潮流概観
2.教会の学としての教義学
3.聖書の権威と教会
4.啓示論
5.神学諸科の解説
後期 教義学各論1.神論
2.創造論
3.和解論
4.救済論
5.バプテストの神学の特質
成績評価  学期末試験およびレポート提出により評価する。
テキスト  『キリスト教組織神学事典』東京神学大学神学会編(教文館、2002年4月 新装版)を各自用意すること。
参考書  参考書はその都度紹介する。
備考  授業では毎回プリントを配布するので保存ファイルを各自用意する。
レポートは毎回、上記事典の指定された1章を次回授業までに要約する課題 が求められる。

講座名  宣教学 実践神学T・U 担当者 松田和憲
開講時限  火曜日 3時限(14:40〜16;00) 単位数  4単位
概要
T.「実践神学T」
  序 実践神学とは
  1. 実践神学の位置とその領域について
  2. 実践神学の関わる主な部門について(教会論、エキュメニズム、礼拝論、牧会論) 
U.「実践神学 U」 
  序 宣教学の位置について
  1. 聖書における「宣教」の意味とメッセージ
  2. 現代の「宣教の神学」の動向と課題
  3. 21世紀における宣教のパラダイムについて
  4. 現代日本における宣教の動向と今後の方向性について
授業計画
単元1〜3 ・はじめに(「実践神学 T」の進め方、実践神学とは)
  ・実践と神学  ・実践神学の歴史的変遷
1.実践神学の位置とその領域について
単元4〜6 2.実践神学の関わる主な部門について
  a.教会論(教会=キリストを信じる者の共同体、信仰告白共同体としての教会、
バプテスト教会の特質と展望)  
単元7〜8   b.エキュメニズム(宣教論のパラダイム転換、包括的な宣教理解)
単元9〜12   c.礼拝論 d.牧会論
単元13〜16 はじめに(「実践神学 U」の進め方、宣教学とは)
1.聖書における「宣教」の意味とメッセージ
単元17〜19 2.現代における「宣教」の動向と課題
  (「神の宣教(missio Dei)」の神学について、「ミッション」と「エヴァンジェリズム」)
単元20〜21 3.21世紀における宣教のパラダイムについて
単元22〜24 4.現代日本における宣教の動向と今後の方向性について
5.まとめ
成績評価  授業への積極的参加を重視。授業にて数回の発表、学期末にレポート提出。
テキスト  松田和憲著『福音宣教の使命に生きる教会』新教出版社、1999年
参考書   授業にて随時紹介する。

講座名  キリスト教史 担当者  帆苅 猛
開講時限  火曜日 3時限(14:40〜16:00)単位数   4単位
概要  キリスト教の歴史は、2000年に及ぶ。その影響は宗教の領域のみにとどまらず、政治、思想、文学、美術など、人々の生活のあらゆる範囲に及んでいる。そして、キリスト教は基本的な特徴を保持しつつ、時代とその置かれた場所によって、さまざまに適応してきた。そうしたキリスト教のさまざまな姿を、とくに時代の文化や民衆の生活との関連の中で考察してみたい。
  このようなキリスト教のさまざまな形に触れる中で、現代におけるキリスト教の問題点、可能性についても考えてみたい。
授業計画 下記のベイントンの教科書に沿って、基本的には一日一章の割合で学んでいく。前期は宗教改革以前までのキリスト教の展開を学ぶ。後期は宗教改革以後のキリスト教の歩みについて学びたい。授業の中で、毎回、担当を決めて内容について発表をしていただく。教科書だけではなく、下記の参考書などでその時代の状況についても調べてほしい。
  授業の中で、その時代の原典にもあたって、その時代のクリスチャンが何を求めていたのか、キリスト教からどのような意味を汲み取っていたのか、などということについても考えたい。
成績評価  授業出席、発表、レポート提出による。
テキスト 『世界キリスト教史物語』R.H.ベイントン著 気賀重躬・気賀健生訳 教文館
参考書   『キリスト教史』ウォーカー ヨルダン社
        『キリスト教史』ゴンザレス 新教出版社
        『キリスト教史』上智大学中世思想研究所編・訳 講談社 

講座名  新約聖書釈義 担当者  益 巖
開講時限  金曜日 1時限(10:40〜12:00)単位数  4単位
概要   今年度は、マルコ福音書11章以下の釈義を行う。イエスのエルサレム入場から、十字架への歩みをたどることによって、イエスと当時のユダヤ教指導者との対立を浮き彫りにしたい。さらには、イエスの十字架の出来事を受けとめた教会の信仰を明らかにすることによって、現代の教会の宣教の課題を確認していきたい。又、他の福音書を読み比べながら、各福音書の考え方も確認していく。
授業計画   受講生は、当該の聖書個所を事前に一節ずつ訳しておくこと。ギリシャ語原文から訳すことが望ましいが、英文からの訳でも良い。一節ずつ、丹念に訳しながら、疑問に感じたことをノートに書き留めておくこと。そして、それぞれの疑問について注解書を用いながら、問いに答えていく。
成績評価  通常の報告と、レポートをもって判断をする。
テキスト  Greek- English New Testament
参考書  授業の中で、随時、紹介をしていく。

講座名  旧約聖書釈義 担当者  加納 政弘
開講時限  水曜日 1時限(10:40〜12:00)単位数  4単位
概要   モーセ五書の最後の書である申命記を学ぶ。これはモーセがカナン侵入を前にして40年の荒野の旅とその間に示された戒めや掟を思い起こさせ、さらにカナンの地に入る当たって誘惑について繰り返し戒め、勧告をした、いわばモーセの説教という性格を有する。
授業計画 以下に示す註解書を用いて、受講者は与えられた部分を要約、発表し、その内容を討議する
成績評価  レポートを評価する。
テキスト  『申命記』ATD旧約聖書注解、G.フォン・ラート 鈴木佳秀訳

講座名  バプテスト史 担当者  高野 進
開講時限  金曜日 2時限(13:00〜14:20) 単位数  4単位
概要  バプテストの成立と発展をたどっていく。
次に今日の課題についても扱っていきたい。
またバプテストの独自性とエキュメニズムの接点も検討しなければならない。
授業計画  テキスト『近代バプテスト研究』を手がかりに、資料『バプテストの信仰告白』も参照にして学んでみたい。
成績評価  レポートを提出していただく。
テキスト  高野進『近代バプテスト研究』(ヨルダン社)
絶版になっているので、神学校蔵書を利用したい。
参考書  講義の進展に応じて紹介したい。

講座名  教義学担当者  清水正
開講時限  木曜日 4時限(16:20〜17:40)単位数  4単位
概要   教義学は福音の真理の厳密な理解を課題とする。「教義」とは「福音の真理」の論理的把握である。その源泉は「聖書」である。聖書を基本とし、また2000年の教会の教義形成をも参考にして、現在における正しい「教義」を学ぶことが目的である。
授業計画  キリスト教の神は三位一体の神であるから、授業もそれにならって神論、キリスト論、聖霊論の順で展開される。その前に、教義学的認識を論じる教義学序説が検討される。
成績評価  テストまたはレポートによる
テキスト  講義ノート
参考書  バルト『教会教義学』、ブルンナー『教義学』、ティリッヒ『組織神学』

講座名  キリスト教と現代 担当者  高野 進
開講時限  金曜日 3時限(14:40〜16:00) 単位数  4単位
概要  キリスト教が現代の課題にどう答え、貢献できるかを検討してみたい。
  各自の自主的研究と発展を期待している。
授業計画
1.現代の愛の諸相 8.国家の問題
2.現代人の生と死 9.聖と俗の問題
3.現代の悪と罪10.終末と希望
4.現代の教会の課題11.生命倫理の課題
5.創造と自然と環境12.フェミニズムの問題
6.キリスト者の自由13.宗教的多元論
7.戦争と平和
成績評価  レポートを提出していただく。
テキスト  なし
参考書  講義の進展にあわせて紹介していきたい。

講座名  説教学担当者  小野慈美
開講時限  木曜日 3時限(14:40〜16:00)単位数  4単位
概要  「かつて、かしこ」において語られ、書き留められた聖書の言葉が、「今、ここ」においても、生きた神の言葉であるとはどういうことなのであろうか。この根本的な問いを念頭に置きつつ、説教者の果たすべき役割を考えていく。特に、「釈義から説教へ」の課程をていねいにたどり、客観的な釈義の作業を、いかにして、「今、ここ」における現実的な神の言葉として受肉させていったらよいのかについて共に考えていきたい。
  前期は原理的なことを学び、後期は「いろいろな場面における説教」・「説教分析」・「説教と礼拝」などについて学ぶ。
授業計画
<前期> <後期>
序論 コミュニケーションとしての説教さまざまな場面における説教
説教の準備のために旧約からの説教
説教の作成の諸段階 礼拝と説教
釈義の実際牧会と説教
説教の演習 説教の演習
成績評価
@ブックレポート 『福音は伝わっていますか』福田充男 (キリスト新聞社)
A釈義レポート
B説教演習
テキスト  特に指定しない
参考書
 『世界説教・説教学事典』  日本基督教団出版局
 『聖書から説教へ』  日本基督教団出版局
 『説教論』  加藤常昭著 日本基督教団出版局
 『礼拝論入門』  ウィリアム・ウィリモン著 新教出版社
 『権威なき者のごとく』  フレッド・B・クラドック著 教文館 
 『キリスト教説教入門』  藤原導夫著 いのちのことば社
備考 授業は、受講者の希望にできるだけ柔軟に対応するつもりなので、遠慮なく申し出て欲しい。

講座名  説教演習 担当者  高野 進
開講時限金曜日 1時限(10:40〜12:00) 単位数  4単位
概要  「神学の花冠」としての説教の重要性を考え、毎回小説教を作成し、発展して いただく。毎週の説教だけでなく、これは按手礼のための説教の準備にもなるようにしたい。
授業計画
1.JBメッセージ朗読と分析
2.旧約聖書からの説教(モーセ五書、諸書、預言書)
3.新約聖書からの説教(福音書、手紙、黙示録)
4.キリスト教 教理からの説教
5.教会暦のための説教
6.冠婚葬祭のための説教
それぞれ小説教を準備していただく。
成績評価  授業における発表によって評価する。
テキスト  なし
参考書  必要に応じて紹介する。

講座名  牧会学担当者  小野慈美
開講時限  木曜日 2時限(13:00〜14:20)単位数  4単位
概要  宣教の働きを業務内容のように、区分することは現実的ではない。しかも宣教を担う人間の存在と切り離して考えることもできない。この授業では便宜上、「牧会」という働きを区分して取り上げるが、礼拝・説教、カウンセリング、教会教育、教会形成などと関連させながら「牧会」ということばで表現される働きを考えていく。
  テキストの『牧師の仕事』を批判的に読みながら、バプテスト教会の牧会を考えていく。
授業計画  『牧師の仕事』を少しずつ読んでいく。授業では、担当者が、割り当てられた章の内容に ついての問いをレポートし、その問いに対して討議していく。
成績評価  前期、後期 それぞれレポートを課す。
テキスト  鈴木崇巨『牧師の仕事』(教文館)
参考書
   『現代キリスト教カウンセリング』1−3巻 日本基督教団出版局
   『教会生活の手引き』加藤常昭著            教文館 
   『慰めの共同体・教会』クリスティアン・メラー     教文館
備考  取り扱う内容は、できるだけ受講者の希望や必要に応じるので、遠慮なく申し出て欲しい。

講座名  牧会カウンセリング 担当者  山田和人
開講時限  前期 木曜日 3時限(14:40〜16:00)単位数  2単位
概要   牧会カウンセリングは、牧会者による援助的関わりを通して行われるミニストリーのひとつであり、援助的関わりを持つためには、援助の対象の理解(他者理解)と共に、牧会者自身の自己理解が欠かせない。言いかえれば、牧会者は自分の心の動きについての洞察なしに、他者の“こころ”を援助することは出来ない。
  この講座では、援助的関わりにおける牧会者の役割について、受講者が上記のことに留意しつつ、それぞれが課題として主体的に取り組んでいけるよう、学びの場を設定していきたい。
授業計画  
 授業計画の詳細については、初回講義の中で説明する。
 実践神学の一分野であるので、体験学習や発表を取り入れて、課題に対する関心と理解を深めていくようにしたい。前半は、牧会者であるということ、またその役割について、テキストを手がかりに考察していく。後半は、ロールプレイを取り入れて、カウンセリングの実 際について体験的な学習を行う。
成績評価  出席、発表、およびレポートによる総合的な評価を行う。
テキスト  ヘンリー.J.M.ヌーウェン著 『傷ついた癒し人』(日本基督教団出版局)
参考書  初回の講義の中で指示する

<<選択科目>>

講座名  新約聖書神学 担当者  益 巖
開講時限  水曜日 1時限(10:40〜12:00)単位数  4単位
概要   前期は福音書を中心にイエスがこの世にもたらした福音とは何か。また、その福音をもたらしたイエスがなぜ十字架にかかることになったのか、さらにイエスの十字架への歩みと復活の出来事を学んでいく。
  後期は、イエスの復活の出来事を通して成立した原始教会の福音理解と、パウロ及び初代教会の福音理解をそれぞれの書簡から学んでいく。
授業計画
   前期は講義を中心にイエスの歴史への登場、バプテスマのヨハネの宣教との対比、イエスの述べた神の支配について、イエスの律法理解、ユダヤ教指導者との対立、十字架への歩み、復活の出来事を学んでいく。受講者は、講義に合わせてそれぞれの聖書個所の学びを準備しておくこと。
  後期は、教会の成立、パウロの宣教活動とパウロの福音理解、また、初代教会の福音理解をキュンメルの『新約聖書神学』と新約聖書を読みながら確認をしていく。
成績評価  通常の報告内容とレポートをもって評価する。
テキスト    W.G.キュンメル『新約聖書神学』 山内真訳 日本基督教団出版局
参考書    授業において紹介する。

講座名  旧約聖書神学 担当者  加納政弘
開講時限  木曜日 1時限(10:40〜12:00)単位数  4単位
概要   旧約聖書神学にどのようにアプローチすべきか、いろいろな方法があるが、今回は新約聖書に旧約聖書から引用されている箇所を以下のテキストを用いて検討する。これは”メシヤ解釈”と言われるものでその引用の妥当性を考え、併せて旧約聖書と新約聖書のとのつながりを研究する。
授業計画  マイケル・ブラウンの著書を手がかりとして引用されている旧約聖書の箇所をあらかじめ読んできて発表する。
成績評価  レポートを評価する。
テキスト
"Answering Jewish Objection to Jesus, Vol.V - Messianic Prophecy Objections - "
by Michael L. Brown 2003, Baker Books

講座名  新約ギリシア語 担当者  帆苅 猛
開講時限  火曜日 2時限(13:00〜14:20)単位数  4単位
概要  下記のテキストを用いて学びを進める。毎回、課題を出すので、自宅での学習も求められる。根気よく取り組んでほしい。わからないところは、すぐその場で質問するなどして、積極的に取り組んでいただきたい。
テキスト  『新約聖書ギリシャ語初歩』 土岐 健治著 教文館

講座名  ヘブライ語 担当者  加納 政弘
開講時限  木曜日 2時限(13:00〜14:20) 単位数  4単位
概要   下記のテキストを用いて学びを進める。毎回、課題を出すので、自宅での学習も求められる。根気よく取り組んでほしい。わからないところは、すぐその場で質問するなどして、積極的に取り組んでいただきたい。
成績評価  試験を実施する。
テキスト  『ヘブライ語独習』谷川政美 キリスト新聞社 

講座名  原書講読T 担当者  Dan R. Sparkman
開講時限  水曜日 2時限(13:00〜14:20)単位数   4単位
概要  The class will study some of the characters of the Old and New Testament.
授業計画 
1. Stories from the Pentateuch.
   Abraham, Moses
2. Stories from King David and King Solomon
3. Wisdom Literature
   Psalms and others
4. Stories from the life of Jesus.
   Parables
5. Stories from the book of Acts.
6. Stories of Paul from the early church movement in Turkey and Greece.

講座名  原書講読U 担当者  澤野芳久
開講時限  木曜日 3時限(14:40〜16:00)単位数   4単位
概要  カリフォルニア州オレンジ郡サドルバックで1980年3月に開拓伝道で始められた教会が15年間で会員10,000名を超える大教会に成長した過程を著者自身が語った文章を精読する。特に、著者のユーモアにあふれた英文に触れながら、現代のアメリカで用いられているキリスト教用語に親しみ、教会成長に普遍的に必要なことは何かを学んでみたい。
授業計画  学生全員に毎回それぞれ少量の予習範囲が課せられる。その部分を教師が朗読した後、学生は朗読し訳す。又、内容や文法についての質問に答えられる準備をする。必要に応じて、質疑応答を行い内容をさらに深める。
成績評価  予習と授業参加によって評価する。
テキスト Rick Warren, The Purpose Driven Church, Zondervan. 1995
参考書   リック・ウォレン著『健康な教会へのかぎ』1998年 いのちのことば社

講座名  キリスト教教育学 担当者  佐々木敏郎
開講時限  前期 火曜日 3時限(14:40〜16:00)単位数  2単位
概要  キリスト教教育の本質と実際について学ぶ。
授業計画    T.キリスト教教育とは何か
           U.キリスト教教育の基礎
              (1)キリスト教教育の旧約神学的基礎
             (2)キリスト教教育の新約神学的基礎
             (3)キリスト教教育の神学的基礎
           V.キリスト教教育の領域
             (1)キリスト教教育の実際
             (2)教会における教育機関
             (3)キリスト教学校、諸施設のキリスト教教育
           W.キリスト教教育の過程
             (1)キリスト教教育のカリキュラム
             (2)キリスト教教育の学習課程と諸活動
           X.キリスト教教育史上の人物
成績評価  リポート
テキスト  特定のテキストは用いないが、参考文献と資料を適時指示し、配布する。

講座名  礼拝学 担当者  村上 顕
開講時限  前期 木曜日 2時限(13:00〜14:20)単位数  2単位
概要   「神を持つことは神を礼拝することである」とのルターの言葉のように、キリスト教において、その生ける信仰を表す最も必然的であり唯一の証明が礼拝だといわれる。この講義においては、礼拝の歴史をたどり、その根本原理は何か、内容、様式などの構成がどのように意味づけられ承認されてきたかを掘り起こすとともに、現代における礼拝のあり方を探ってみたい。また、公同礼拝において応答としての一端を担ってきた教会音楽についても、同様の視点から探り位置付けを試みたい。
成績評価  レポートによって評価する。
テキスト  教科書は用いない
参考書  講義の中で紹介する。

講座名  特別講座T 「アメリカからみた日本のキリスト教」 担当者   花岡 伸明
開講時限  2月16日(水)〜18日(金)単位数  2単位
概要  日本の持っている文化的、社会的、思想的な問題性を考えながら、その中でのキリスト教会の持つユニークな責任や使命などを具体的に考えることが出来たらと思います。神学面と実践面の両方を考えたいと思います。
授業計画  短期集中講座形式で行う。

講座名  特別講座U 「コンピュータ入門」 担当者   野口 成行
開講時限   前期 火曜日 2時限(13:00〜14:20)
         後期 火曜日 3時限(14:40〜16:00)
単位数  2単位
概要   パソコンの使用はすでに専門家の手から一般人の手に広がり、教会や家庭でも日常的に使われるようになった。また職務上使う必要が増えてきている。しかし誰でも簡単に使えるとは言い切れない。そこで今後のパソコンの利用の円滑化を目指し、コンピュータの基礎知識、アプリケーションソフト(ワープロ、表計算、メール等)の利用について実践も含めて学ぶ。この講座への参加はパソコンを保有していることを条件とする。
授業計画  1.コンピュータの仕組み
         2.インターネットの仕組み
         3.ウィルスとセキュリティー
         4.ワープロによる文書作成(画像入り週報)
         5.表と計算
         6.電子メールの利用
         7.インターネットによる情報収集
成績評価  授業への参加、提出物などによって評価する。
テキスト  内容が多岐にわたるので特定のテキストは用いない。
参考書  受講生の必要に応じて紹介する。
備考  受講者の経験、状況、必要性によって内容を変更することがある。

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